枠配分方式

彦根市では、財政悪化のため、平成31年度予算案において、「枠配分方式」による歳出削減を検討しています。

 

しかし、大久保市長は5年半前に市長就任において、「財政状況が厳しい」と訴え、その後、庁舎耐震化工事においても獅山前市長の案による工事計画を撤回して、増築面積を減少しつつ、工事費の高い「制震工法」を採用するとしました。

 

しかし、大久保市長が提案(当初案/17億3,900万円)した増築規模では、議会が求めたワンストップ・サービスなどに対応しきれなくなり、結局は獅山前市長が提案した増築規模と変わらない内容で、工事を始めることにしました。

 

私が想像するに、「最初に財政が厳しい」と自分が発言したこともあり、獅山前市長の計画(32億6,500万円/立体駐車場・仮庁舎費用込み)よりも安く見せかけるためにか、本体だけではあるものの31億7,480万円(立体駐車場や仮庁舎を含めば、既に32億円余よりも高額である)との見込みを示しました。ところが、見込額で30億円を超えているのに、入札での予定価格は29億3,900万円として入札を行いました。東京オリンピックや熊本地震による建築材料・工事費の高騰がある中でです。

 

案の定、1回目の入札では2社ともが41億円と、11億円以上の開きが生じました。そして発生したのが「裏合意」だったわけです。

 

更に、国体関連の様々な費用が積み上がり、市の「貯金」にあたる財政調整基金は一気に減少して、中期財政計画では2年後にも底をつくことが示されました。

 

さて、このように見てくると、すべての財政的な責任が大久保市長にあることは明白です。

 

ところが、自治体の歳入を増やすことは、ふるさと納税で極端に寄附金が増えること以外にはないわけで、さもなくば市の施設の利用料や住民票・印鑑証明書などの手数料(個別には少額ですが)などの値上げしかありませんから、市民の負担を求めることになります。そのような部分での責任は市長の放漫財政運営によるものです。

 

この「枠配分方式」においても、市長からの個別具体的な指示が出ているのか、不明です。しかし、減額できるものは僅かであって、多くは補助金などへの減額ということにしかならないでしょう。つまり、自治会への運営補助であったり、広い意味での福祉に関する補助ではないでしょうか。これらについて、担当の職員に「減額せよ」と指示をすることは、従来からの施策に正当性がないという烙印を担当職員に押させることになります。自分の手を汚さずに、「職員から上がってきた事項」だと言いたいのでしょうか。「決裁権者」という言葉が虚しく響きます。

 

 

 


消費税還元の「?」

来年10月の消費税率引き上げに伴う軽減税率導入に伴って、キャッシュレスでの購入によって、増税分やそれ以上のポイント還元について、制度のほころびが指摘されました。しかし、その責任を財務省と経済産業省とでお互いになすりつけています。

 

しかし、その前に、プレミアム付商品券にしても、このポイント制にしても、そして住宅ローン減税なども、増税効果を減退させることになるわけで、全く「増税」という趣旨に沿っているのかどうか、疑問でなりません。

 

生産人口が減少を続ける中、「増税」をするのであれば、その効果が期待できるものでなくてはなりません。

 

目先の人気取り政策では、緩和期間終了後の景気減速を招くことは必至です。

 

自民党総裁任期による、自らの首相任期だけしか頭にないようでは、国の先行きを考えていないとしか思えません。

 

 


答弁が...

平成30年12月定例会本会議での獅山議員への答弁(10日)と、市民産業建設常任委員会(18日)での私への答弁の趣旨が異なりました。

 

獅山議員が、新ごみ処理施設に関連する一般質問に対して市長は「現施設(野瀬町)」を中継基地化(粗大ごみや年末のごみ等)するという答弁を行いました。これには国の支援もあるという内容でした。

 

この答弁を前提にして、常任委員会で私は現施設での積み替え(中継基地化)を考えているのか、と質問しました。これに対して、担当者からは、「中継基地化はない」旨の答弁がありました。

 

これは、いわゆる閣内(理事者内)不一致であるのかどうかです。

 

質問の趣旨が充分に咀嚼されていたのかどうかですが、少なくとも私は現施設を中継基地としては利用しないと受け止めました。もちろん、私も獅山議員も、そして議員全員が愛荘町竹原を候補地と決定したことに問題があるというスタンスですから、市長の考え方と話が噛み合わないのです。

 

市長が、常にと言ってよいくらいに、その場しのぎの答弁を繰り返すことで、議論が前進しないのです。市長は「総合的判断」という「説明のない理由」で、その場その場をやり過ごしてきたのです。そして、議会側もその説明を容認してしまっているのではないかとすら思えてしまうのです。

 

どうか、理路整然たる、そして市民に分かりやすい答弁を求めてやみません。

 

 

 


国体用地買収で市長が県議会に参考人招致

昨夜のYahoo!ニュースに、彦根市長が参考人招致されることが掲載されました。明日(17日)の県議会県民生活・土木交通常任委員会です。国体用地の未買収問題です。

 

このことは、市議会としても重く受け止めなければなりません。私たち会派「無所属」(3名)に共産党と会派に属さない議員の計6名で、解体された市民体育センターの取壊し問題に取り組み、あわせて市長の辞職勧告決議案を会派に属さない議員から6月定例会に提出されるなど、市政運営の正常化を目指してきました。辞職勧告決議案には6名のほか、1名の賛同を得られましたが、公政会・夢みらい・公明党の反対によって否決されました。もちろん、辞職勧告決議には法的拘束力はありませんので、万一可決されたとしても、市長自らが辞職をしない限り、市長の辞職が実現するわけではありませんが、私たちはそれなりの行動を取ってきました。

 

現在開会中の12月定例会においても、私は「市民への損害」を市長に追及しました。庁舎耐震化整備問題において、市長が平成25年8月に従来の方針を独断で覆して工事を止めたことに始まり、職員(誰が主導者であったかは市内部の調査と百条委員会の結果が異なります)が「裏合意」を行い、そのことを市長は百条委員会での証人喚問で「知らなかった」「聞いてなかった」と言うのみで、全くガバナンスが取れていない状況に注文を付けてきました。もとより、市長は常日頃から「決裁権者の権限」という言葉を多用してきましたので、国体用地問題を含めて、すべて市長の責任であることは明らかです。

 

国体用地の問題についてだけが市政の課題ではありません。庁舎の費用については、市民の納めた税金がどのように使われようとするのかという重要な問題であるわけで、国体用地問題だけを市議会で取り上げ続けるわけにもいきません。

 

しかし、定例会開催中の時期に、市長を呼び出すことになるとは、県議会としても主催者である県としても切羽詰まっているのは事実です。

 

市長は1年半前の選挙で、「魅力ある文化とスポーツのまちを”創る”」として、「国体と全国障がい者スポーツ大会の成功に向けて万全を期します」と宣明しているのです。

 

市長がどのような発言をするのか、県議会がどれだけの追及ができるのか、注目しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 


政治を諦めない

「志は高く 政治を諦めない」

 

平成27年の選挙で掲げたスローガンです。

 

しかし、最近、心が折れそうになるときがあります。

 

どんな時かと言えば、議会本会議です。同僚議員も含め、一生懸命に調査をし、分析をして、本会議の質問に立ちます。時には掲示資料を作成し、配付資料を必要部数印刷して臨みます。ところが、一生懸命に準備をした質問・質疑に対して、意識的に論点を外した答弁があるのです。

 

議員は、市民の疑問を伝える立場でもあり、その疑問に対する理事者の答えを引き出す役割があります。「質問の仕方」がまずいと言われればそれまでですが、11月臨時会での3人の議員からの質疑には、そのどれもについて、議員が期待する答弁が返ってきませんでした。

 

いわく、「裏合意問題で生じた損害の総額は」(北川議員)であり、「市長自覚している市及び市民に与えた損害の項目及びその損害額をあきらかにされたい」(獅山議員)であり、「本庁舎耐震化整備事業のやり直しや、遅延による損害金額はいくらに上るのか」(奥野議員)だったのです。しかし、そのいずれもに対して、「調停中」だからとか、「損害ではないという認識のもとで」の答弁でした。

 

本当に市長は「当然に市が負担する経費」であると考えているのでしょうか。

 

市長が平成25年8月に「一旦立ち止まる」ことをしなければ、あるいは「裏合意」がなければ調停の申立をする必要もなかったのです。しかし、これらを「適正な事務処理のための経費」と言うのであれば、市長は何をしても市の経費となる、ということになります。そのお金が市民が納めた税金であるという意識がないのではないでしょうか。

 

家計をやりくりして100円でも、10円でも安い商品を買い求めている主婦にすれば、言語道断な感覚です。だから、12月定例会において私、辻真理子は個別に項目をあげ、金額を示して質問をしました。しかし、残念ながら、私が、そして市民が期待する答弁は返ってきませんでした。

 

しかし、ここで諦めてはなりません。庁舎耐震化工事はまだまだ続きます。新しい庁舎を市民と共に迎えたいと思っています。



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