市民の反応

瞬く間に予算常任委員会での当初予算案の否決の報は市内を駆け巡りました。

 

市長に対して厳しい声が届いています。「いつまでも弁護士の意見に従うのか」とか「市長の座にしがみつくのか」など、いくつもの市長批判の声が聞こえてきます。

 

確かに、市長の言う「債務負担行為の範囲内で耐震化工事予算を計上した」という理屈は、ある意味、自己保身の立場からすれば当然かもしれません。しかし、議会としては個々の予算計上の根拠について個別に計算できるものではありません。国会で森友問題の文書が「書き換え」なのか「改ざん」なのかは別にしても、虚偽の書類で審議してきたことで混乱しているように、耐震化工事予算における積算に問題があったのです。だから、工事請負契約の承認議案(昨年6月定例会)で反対した議員が私を含めて6名もいたのです。

 

何かと言うと「決裁権者」だと発言する「市長の立場」というのは、「決裁印」を捺すことが仕事ではなく、「決裁印を捺すための確認作業」が仕事なのです。つまり、社会情勢・経済情勢を見極め、専門家が積算した金額が時の経過によって陳腐化していないのかという「確認作業」が必要です。

 

庁舎耐震化工事に限って言えば、無駄な税金を使い続けてきたという反省がなければなりません。獅山元市長が提案し、議会が承認した「一般耐震工法」による詳細設計が進展していたにもかかわらず、市長選挙の結果を受けて、「市長の交代に伴う政策の変更」だとして工事手法の検討に立ち戻ったことが最初のつまづきです。しかも、庁舎裏側の立体駐車場の用地を滋賀県から購入する約束ができていたものも撤回(その後に購入方針に戻す)し、有識者による検討委員会がいくつか示した工法の中から「制震工法」を採用し、それでも外観上問題のある「前面1階建増築案」を示して、議会が求めた「ワンストップ・サービス」に配慮をしないことなど、ことごとく議会の要望を聞かない態度が続いたのです。

 

 

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これが、最初に示された庁舎前面の立面図です。増築は1階建であるため、2階以上に補強用の耐震ブレースが見える仕様です。まさに、現在の工事状況のブレースが、市役所の前を通る観光客から丸見えになることを容認する考えを提案したのが市長でした。

 

 

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小学校などの耐震工事でお馴染みの姿です。このような姿を、多くの観光客の皆さんに「見て下さい」とばかりに今後50年間、晒し続けることが「市民の誇り」に繋がるでしょうか。わずか1階建の増築で「市民の利便」に繋がるでしょうか。市長が何も考えていなかったことの証であります。

 

財政が厳しいから工事費を縮減するためにという理由でしたが、その後の各種の施策を見る限り、そして財政調整基金の枯渇が明らかになった今から振り返れば、当時説明した理由は何一つ妥当性があったということはできません。何しろ、ハコモノを企画し続け、その一方では耐震化工事を施したばかりの現市民体育センターを取り壊して用地を県に無償・無期限に貸し付けるというに至っては、市有財産のもつ財産的価値をなくす施策でしかありません。そして、そのことについての「決裁文書」もなく、取壊しは滋賀県からの要請であったかの如き答弁でしたが、実は議員の公文書公開請求によって、実は彦根市の側からの働きかけがあったという事実が明らかになったのです。まるで、「森友問題」と同じように、「虚偽」のオンパレードだったことが明らかになったのです。

 

そして、今度は「裏合意」を隠すために、本会議において「同等品などの使用によって」10億円もの工事費圧縮ができたと言うに至っては、厳しく追及してきた一部議員の説明に納得できない訳がないにもかかわらず、そのままの予算案を「債務負担行為」で承認されているからと提案してくる行為は、経済も地方自治も分からない素人集団が市政の舵取りをしているのではないかと言わざるを得ません。

 

会派「無所属」は、事実の究明に努め、社会情勢・経済情勢を読み込み、市民ニーズを読み取ることにおいては追随を許すものではありません。

 

2月定例会の最終盤を控え、人数的には3人という弱小勢力ではありますが、他会派と連携して、独自の分析に基づいてしっかりと議会での発言機会を捉え、存在意義を示していきたいと考えています。

 

あとは市長の決断だけです。

 

 



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