平成26年12月定例会閉会

12月18日。平成26年12月定例会が閉会しました。

今回の議会では、市役所庁舎の耐震工事に関係する議案が提案されました。「平成26年度彦根市一般会計補正予算(第6号)」です。

私は、彦根市立病院の経営形態に関する質問と、来年4月にオープンします(中学生のための)給食センター、及び佐和山小学校東側JRガードについての質問を準備していましたので、この件については本会議では質問いたしませんでした。

市役所庁舎は、昭和47年に完成し、すでに40年以上が経過しています。この敷地には元は専売公社の工場があり、その後、印刷局の工場に転用され、その後に本町二丁目にあった庁舎を移転し、建築したものです。公共の建物の耐用年数は60年(鉄筋コンクリートの場合)とされていて、後20年程度しか残されていません。

草津市では公共の建物について、今後数多く耐用年限が到来するので、それをいかにして長持ちさせていくのかについて、市役所内部で十分な検討がされています。


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今回、上程された補正予算案は、彦根市庁舎耐震化整備検討委員会の報告書が提出されたことに基づくものです。この検討委員会は平成26年度に入ってから設けられた委員会です。専門家6人で構成する委員会でした。

獅山前市長の時代にも耐震化については2年にわたって検討され、9つの案の中から絞り込んで、平成25年度に議会では絞り込まれた案を具体化する実施設計予算案を承認し、設計図が仕上がっていました。この設計では、上の写真の庭の部分を取り毀して5階まですべてを増築し、耐震化工事に伴って減少するフロアの面積を補うとともに、現在市民会館(昭和39年完成)に入っている教育委員会事務局・上下水道部も本庁舎に戻すことが計画されていました。

しかし、市長の交替によってこのプランは実施設計図までできていたのに、2年間、日の目を見ない状態でした。そして、先にも書きましたように、検討委員会が6ヶ月にわたって検討され、その結果として前市長の案であった「耐震・増築」から「制震工法」による工事方法が提示されました。これは「耐震工法」よりも費用が少なくて済むことと、フロアの面積減少が少なくて済むというメリットがあるという提案でした。

前市長当時の積算では、約30億円(仮設工事・立体駐車場などの費用も含む)の費用がかかると試算されていたものが11億円程度で済むということで、経済的なメリットは確かに認められるものでした。

私は、市長が予算特別委員会で説明された30億円が現在では5億円増加する、という説明には納得はできませんでした。確かに、これから工事を行うのであれば、5億円は増加するとはいうものの、2年間手を付けずにきたことが増額となる一因でもあります。特に、今後2020年の東京オリンピックや東日本大震災の復興に伴う工事需要などからして、更なる追加も考えられます。

議員が検討すべきは、これだけではありません。つまり、前市長が提案されていた工事の積算には仮設工事や立体駐車場も含まれているにもかかわらず、今回11億円とする案にはこれらの費用が含まれていないことです。同じ土俵の上で比較しなければならないにもかかわらず、一部分だけを出してきて安く済むというのでは、論外です。

予算特別委員会(11日)では、私を含めて多くの意見・質問が出て、9時30分に開会された会議が午後2時30分を過ぎた頃に閉会しました。採決の結果は原案どおり承認でしたが、少なくとも4名の反対がありました。

その後、修正案提出を模索したりもしましたが、結局は付帯決議を提出することで決着し、超党派の女性議員が提案者になることになり、18日の採決で付帯決議案は可決いたしました。

1.これ以上の庁舎の分散化を避けるとともに、耐震補強のできていない市民会館にある各部局の執務スペースを本庁舎に確保するため、耐震化工事に併せて本庁舎の増築を行うこと。
2.防災拠点となるべき危機管理対応部署を本庁舎に設けること。
3.窓口業務のワンフロア化を実現すること
4.来庁者の駐車スペースを確保すること
5.工事期間中の仮設庁舎を本庁舎敷地内に建設すること

付帯決議には、大きな意味があります。これは、理事者を縛るものであって、この付帯決議の内容に反する実行は、直ちに止めることができる理由となるからです。従って、工事が発注される段階になったときには、その中身をチェックしていく必要があるわけです。これからもしっかりと目を凝らしていきたいと思っています。

米原市では、現在旧真々地役場に分散している庁舎について、10回の検討委員会を開催して、米原駅東口に統合するという方針が示されました。

先日も、転入届を出された赤ちゃんを抱いたお母さんが、保育園入園の手続きをしたいので、と仰っていましたが、平田町の福祉センターへ行ってくださいという職員の申し訳なさそうか顔が印象的でした。一箇所で処理ができる、つまりワンストップ化はこれからの時代の必然です。

付帯決議で示された方向性が実現するように努力していきたいと思っています。

彦根市議会では、議会改革を進めています。私が議員になった頃と比べると、会議が活性化し、建設的な意見表明が続いています。

これからも、しっかりと理事者側の動きを見つめ続けたいと思っています。


kokoro
 


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