病院の削減案

9月26日に厚生労働省から公立・公的病院の統廃合に向けた病院名を示したリストが公表されました。全国で424病院です。県内では滋賀病院(大津市)、大津赤十字病院、守山市民病院、能登川病院、湖北病院(長浜市木ノ本)の5病院が挙げられています。

 

先日の本会議で全会一致をもって採択された請願(おむつ等の助成)でも申しましたが、国は「在宅」介護・看護を主流にしてきました。かつて病院と言えば、終末期の高齢者で溢れかえっていましたが、病院は急性期医療を中心とすると方針を変更して、病院から高齢の入院患者さんが減りました。

 

ところが、このところ高齢患者の入院が増えているように思います。もちろん、彦根市立病院には評判の高い緩和ケア病棟もあることも一因でしょうが、以前と比較して壮年の急性期患者さんが減少しているのかも知れません。

 

しかし、在宅での看護や介護にあたる医師の方たちは決して増えているわけではありませんし、そのような患者さんが一旦入院すると、緩和ケア病棟に移らない(緩和ケア病棟にも定員があります)限り、急性期の患者さんを受け入れにくくなってしまうのです。

 

入院患者さんのためのギター演奏によるボランティアをされている友人に同伴して、私もお手伝いに参りました。

 

 

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国の施策がころころと変わることによって、そして医療の進歩によって、それまで治らなかった病気が治るようになり、更には病院としても一定数の入院患者さんを確保する意味からも、現場ではいろいろな葛藤もあるのではないかとすら思ってしまいます。

 

医療と介護が適正に、公平に行き渡るように願ってやみません。

 

 


おむつ等助成金削減問題

8月19日に彦根愛知犬上介護支援専門員連絡協議会の皆さんが5,496人の「おむつ等助成金の見直しに反対する署名簿」を提出されました。

 

 

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(2019年8月24日しが彦根新聞)

 

 

この件は、平成31年度介護保険特別会計予算(平成31年2月定例会)の中で決まったものでした。

 

この定例会では、ご承知のとおり、市長不信任決議案が上程(1票差で否決)され、更には平成31年度一般会計予算(当初予算)が否決されるなど、大荒れの議会でした。

 

そんな中、介護保険特別会計予算は、なぜか大きな議論もなく全会一致で承認されてしまったのです。他の多くの問題の陰に隠れてしまっていたことと、私自身は予算常任委員会委員ではなかったので、熟慮しなかったというのが実際のところです。

 

しかし、7月に従来の助成対象者に助成変更の文書が発送されたことから、介護支援を担っておられる皆さんを中心に、署名集めが始まったのです。

 

私は、このような経過を踏まえ、「過ちては改むるに憚ること勿れ」という諺があるとおり、予算を議決したことを再考して、改めることに腐心をしてきました。

 

このほど、9月定例会に請願書が提出される見込みであることとなり、私も一般質問の中で、この問題を取り上げることにいたしました。

 

 

 

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このチラシをご覧になった記憶のある市民はたくさんおられると思います。6年前の市長選での大久保候補の公約の一部です。赤枠で囲んだ部分「福祉は現場からです。国の制度では救い切れない市民が数多くいます。市独自の政策が何としても必要です。」という言葉に、多くの市民が勇気づけられたことと思います。

 

国が助けてくれなくても、「彦根市が」「大久保市長が」助けてくれる、と信じた市民が大久保市長を当選に導いたのだと思います。

 

さて、今回の助成金減額の問題点について書き出してみます。

 

高齢者の暮らしについては「(多くの方が望む)在宅」での生活(サービス付高齢者向け賃貸住宅(サ高住)を含む)、現実に日常的に介護を必要とする人たちのための「特別養護老人ホーム(特養)」や、入院から在宅への移行期を中心とした期間の「介護老人保健施設(老健)」、常時医療を必要とする人たちの「病院(主として、緩和ケア病棟であったり、療養病棟)」などがあります。このうち、今回問題になっていない「特養」「老健」では介護保険で、「病院」では医療費の中でおむつをわずかな自己負担で使えるのですが、「在宅」については対象者が狭められるとともに、助成金(月額)の金額についても減額となったのです。

 

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彦根市が予測しています2025年の要介護者数の予測では要介護1〜5の人数は4,600人を超えています。今回助成対象から外れたのは要支援2と要介護1および2の人たちですから、多くの人たちが助成から外れることになるのです。もとより、施設(「特養」等)の定員は増える見込みはなく、その結果として「サ高住」が増え、同時に「在宅」のまま介護・医療を受けざるを得ない人たちが増えるということになるのです。国では「国民の多くが在宅を望んでいる」と強弁しますが、実際に「在宅」が増えているのは、施設での介護職の不足という理由もあるのだと思います。

 

「在宅」にせざるを得ないとは言うものの、その方たちは表に出たいという希望を持っているのは確かですし、老人福祉法でも社会参加ができるようにするべきだとの指針を打ち出しています。

 

国は、財政出動を減らすためにか、助成縮小にシフトしました。消費税が「福祉のため」に設定された目的税であることから没却しています。

 

しかし、おむつ等の助成が減ることによって、おむつの交換の回数が減り、臭いはもとより、排泄への恐怖から自宅への引き籠もりが発生し、法が望んでいる「社会参加」という言葉が空虚に響くのではないでしょうか。

 

大久保市長は「福祉日本一」を掲げ、あわせて「国の制度では救い切れない市民が数多くいます。市独自の政策が何としても必要です。」と力強く市民に訴えたのではなかったでしょうか。

 

このように、国や県からの補助が減額されたからと言って、唯々諾々と付き従っていくことは「公約」として掲げた言葉が空虚に響くという自覚がないのでしょうか。

 

市長の間違った判断が連続して、庁舎をはじめとした大型ハコモノへの投資計画と、更にそのことが前進しないことによって仮庁舎の賃料が積み上がってきたことへの反省があれば、この市民の声に応える必要があると思います。

 

 

 

 

 

 


施策現場の貧困

 

とある学童保育(放課後児童クラブ)の運営団体の正会員として、運営の実態を聞く機会がありました。

 

学童保育については、平成31年度から業務委託の方式が変更され、プロポーザル方式で公募をし、審査の結果、従来の学童保育施設の運営を行うことになりました。運営団体としては一息ついているとのことでした。

 

しかし、別途彦根市から支給される運営に関わる次のような経費について大きな問題を抱えていることが分かりました。

 

学童保育施設では、子どもたちのためのちょっとした傷への絆創膏や、絵本、壁掛け時計の電池やトイレの掃除の道具などを予算の範囲内で準備する必要があります。ところが、その費用というのが理解できないほどの少額しか確保されておらず、困っているのだというのです。

 

どういうことなのかというと、その学童保育には夏休み期間には約200人の子どもたちが通っていました。例えば絆創膏でいえば、1箱350円(100枚入り・1枚3.5円)程度のものから30枚程度で400円(1枚10円以上)のものなど、いろいろと発売されていますが、それらを一箱買ってしまえばそれ以上に買うことができない程度にしか予算枠がないというのです。

 

また当然のことながら子どもたちが読書をする絵本などは子どもたちが使うものですから破れてしまったりして補充をしたくてもそのような予算の枠がないというのです。そのようなことから、トイレの清掃用シートなども、自宅では数枚使っているようなことすら、1枚で済ませなければならないという努力をされているというのです。

 

その学童保育では学生のコーラス部を呼んで(もちろん無償でお願いをして)子どもたちに聞かせたりして、情操教育の充実を図ったりする涙ぐましい努力をされています。

 

その学童保育へ夏休みのある日、市長が昼食の時間の前に来られ、子どもたちと一緒に昼食を食べたというのです。その時にこの窮状を市長の前で子どもたちが主任指導員に訴えたそうですが、市長の耳には伝わらなかったようです。このような現場を訪れた市長であれば、「困っていることはないか」「不足しているものはないか」と、現場での問題点を聞き出すのが役目です。しかし、子どもたちとの昼食を摂るというパフォーマンスだけしか念頭になかったようです。

 

議員の立場からすれば予算外の支出をしてもらうことは問題がある、と言うべきではあるのでしょう。しかし、絆創膏や絵本などという必須アイテムについて本当に心が向けられているのか疑問となる、この市長の態度に強い不信感を持たざるを得ません。

 

100円、200円を節約させて、しかもそれでも不足を来しているにもかかわらず、庁舎や新市民体育センターの工事費には億単位での増額を議会に求めようとしていたり、入札が順調に進まずに仮庁舎の賃料が毎月毎月と積み上がっているのです。この金銭感覚のギャップと、市民感情としての窮状を訴えても受け止めない態度は、到底市長としてのものではないと言わざるを得ません。

 

「枠配分方式」と言って、市長が上限額を決めておいて、その範囲を超えないように現場の事務部局が決めたことなのであるなどと言う言い訳をしそうですが、そこまで追い詰めた市長の責任は重いものがあります。まさに貧すれば鈍するという状態です。

 

しかも、購入する品目ごとに購入できる商店が決められていて、100均ショップなどでは購入できないことになっています。金額は下げられても安価な店舗で買えるのであればまだしも、本当に「心のない」政治手法ではないでしょうか。

 

「福祉は現場から」というお題目を掲げ、自ら現場に赴いているにもかかわらず、子どもたちとふれあいをしたというパフォーマンスにうつつを抜かし、現場を見ようともしないようでは、市長失格でしかありません。

 

 

 

 

 


除草剤(続報)

次のような記事が配信されています。

 

取り敢えずの「可能性」ですが、気になる記事であります。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190731-00010004-newsweek-int

 

また、7月25日に掲載されました記事は以下のサイトです。

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20190725-00135499/

 


金亀公園除草剤

7月25日に金亀公園の除草剤散布についての有害性について、支援者の方から連絡を受けました。

 

早速、その方から事情を伺い、私も所管課への問い合わせをいたしました。市民の声を受け、下記の新聞記事(本日付しが彦根新聞)のとおり、延期、薬剤変更という運びになりました。

 

健康被害に直結する可能性を防げたと思います。

 

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社会保障制度は

平成31年度からの社会保障制度などを検討する「財政制度等審議会」が始まりました。

 

その中で、高額医薬品の健康保険適用除外や高齢者の自己負担医療費、介護費用の自己負担率などが俎上にのぼったそうです。

 

人は日々、年老いていくものであり、必ず前期高齢者を経て、後期高齢者へと突き進んでいます。この夏に同窓会が開かれましたが、高校を卒業して50年。すでに10%近い同級生が冥府へと旅立っています。

 

オプジーボに代表される高額医薬品で、治癒に向かっている患者さんも多いと聞きますし、高齢者の介護支援によって、要介護度が改善しているケースも広く知られています。

 

果たして、このような制度改革が広く国民の賛同を得られるかどうかです。

 

ロシアでは年金改革によって、大統領の支持率が大幅に低下しています。

 

残る3年の任期の安倍政権には憲法改正、消費税率引き上げをはじめとして、多くの課題が突きつけられていますが、果たしてこの社会保障改革がどのような結果をもたらすのか、注目しなければなりません。

 

 

 

 

 

 


PINK RIBBON HIKONE 2018

10月6日(土)、ビバシティ彦根のセンタープラザで、元読売テレビのアナウンサーでした清水健さんのトークライブが開かれました。

 

乳がんで奥さまを亡くされ、アナウンサーを辞めて乳がん撲滅のために基金を設立して、乳がん検診の普及に努めておられます。

 

著書「112日間のママ」「笑顔のママと僕の息子の973日間」にありますとおり、出産してわずか112日間しかママでいられなかった実録を著されています。

 

 

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先日のNHK「ガッテン」でも乳がん検診について放送がありましたが、乳がん検診の受診率はまだまだ低いのが実情です。そして、清水さんのように、若くして罹患しても検診についての公費補助はありません。このことについては、昨年の6月定例会での一般質問で取り上げました。

 

現状では40歳以上の市民の方への公費補助はありますが、40歳未満の年齢の方は全額自己負担になっています。

 

しかも、妊娠中などに乳がんを発見しても、治療ができないことから、清水さんのように悲しい結果をもとらすことが起こります。

 

自分の意志で検診を受けることの大切さは、清水さんのように大切なひとを亡くしてからしか分からないことです。

 

是非とも、大切な女性(ひと)、そして遺されることになるかも知れない子どものためにも、乳がん検診を積極的に受けるようにしていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


明るくない話題が続きましたが...

ここのところ、彦根市に関する話題は明るくないものばかりでした。

 

が、彦根市の職員は頑張っています。

 

 

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彦根市に提出する「婚姻届書」に「ひこにゃん」柄のものが登場しました。全国各地で、ご当地様式の届書ができていますが、彦根市でも、ようやくとはいえ、できました。

 

新しい用紙で、新しい生活のための第一歩を始めてみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 


森のお家(うち)

4月11日。森のお家(うち)の開所式が行われました。

 

 

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かつて市立病院で看護師をされていた柴田恵子さんの長年の夢でした複合的な支援施設が、ようやく完成の運びとなりました。

 

「森のお家」の紹介は次のURLからご確認下さい。http://hikone-morino-ouchi.or.jp/

 

 

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障がいのある子どもたちなどを総合的に支援する施設としては、彦根市内で初めてのもので、様々な障がいに対応していただけるものと期待しています。

 

 

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一部公的支援があるとはいうものの、準備は個人で行わなければならないのは、「福祉」という観点から考えると、いささか寂しいところがあります。

 

4月からの福祉・医療などの制度改正によって、利用者負担の増加が始まりました。この国は、少なくとも超高齢化社会への警鐘は叫ばれ続けてきたわけですから、多くが後手に回っているとしか思えません。

 

 

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お祝いにひこにゃんも来場してくれて、重症の子どもたちと写真を撮るなど、利用者の親御さんにとっても、ひとときの憩いの時間・空間ができたと思います。

 

 

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お祝いにかけつけてくださった多くの支援者の皆さん。どうか長い目でご協力がいただけるようにお願いしたいと思います。

 

 

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「いのちの可能性」という言葉に、寄り添っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


第25回健康講座

2月24日。個人質問の準備の手を止め、第25回健康講座に参加しました。参加者は毎回少しずつ変わっていますが、満席状態が続いています。

 

 

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金子院長の挨拶のあと、いつものように「Re:」のお二人の演奏。「せんせい」「百万本のバラ」「また逢う日まで」「南国土佐を後にして」「昴」の5曲です。

 

何と、金子院長が「昴」を歌って下さいました。会場の皆さんは大喜び。院長先生の意外な一面を見せていただき、親しみを感じました。他の先生方の歌にも期待をしたいと思います。

 

 

そして、食べるだけで健康になるという「体の中からぽかぽか 松花堂弁当」をいただきました。調理は東テスティパル蠅任后H味しくちょっとした春の会席料理風です。カロリーは674kcal、食塩3.9g。野菜は124g使用されています。

 

 

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今回のテーマは「毎年6万人が治療を受ける 永久ペースメーカー治療について」です。

 

彦根市立病院の循環器内科には9名の医師がおられて、全国各地から治療を受けに来られるほどの診療科で評判がとても高いのです。

 

 

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最初に、主任部長の綿貫先生から「永久ペースメーカー治療の対象となる不整脈について」、ついで医長の根元先生から「ペースメーカーの仕組みと注意点」、そして臨床工学技士の馬場先生から「ペースメーカーチェックについて」の3本の講義をいただきました。

 

ペースメーカーという言葉はよく聞くのですが、私たち素人にも分かるようにやさしく説明して下さいました。現在は500円玉より一回りくらい大きいコンパクトなもので、多くの人は左の鎖骨の下に埋め込みます。これは右利きの人が多いため、主な動き(力仕事など)をしない左側の方が器具を安全に保てるからです。

 

気になる費用ですが、一般的に200〜250万円ほどかかります。医療保険制度の高額療養費自己負担限度額が適用されますので、患者さんの自己負担は約10万円程度です。70歳以上の場合は約6万円程度です。ちなみに製品はアメリカ製が多く、日本製のものはないとのことでした。自動車輸出でアメリカが日本製の輸入超過を言いますが、こちらのことには口をつぐんでいます。

 

この健康講座も今回で25回目。あらゆる診療科が分担して講義をして下さっています。

 

病院は「治療するところ」という視点から、「予防や事前の知識を習得するところ」へと変わり始めています。このような取り組みが、滋賀県の健康寿命日本一への助けになっているのだと思います。

 

 

 



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